皆さんは
自分より下の人を見て安心しますか?
自分より上の人を見て危機感を抱きますか?
どちらでしょうか?
例えば
- 自分と同年代の人が、自分より年収が低い場合「あの人より稼いでいるからいいか」と思うのか?
- 自分と同年代の人が、自分より年収が高い場合「このままではまずい。もっと頑張らなければ」と思うのか?
また
- 自分より技術が劣っている人をみて「自分の方が出来ている」と思うのか?
- 自分より技術が優れている人をみて「自分の努力はまだまだ」と思うのか?
皆さんはどちらですか?
私は常々後者でありたいと考えています。
私は決して、前者は悪で後者は良という考え方ではありません。
現在地が同年代の人より上の立場にあるということは、それまで努力をしてきた証だとも言えます。
また人と比較することも、本当はしない方がいいのかもしれません。
でも、私は自分を戒めるためにも、年収や技術が上の人と比較するようにしています。
そして、自分自身に「同年代や同じ職種の人で上には上がいる。まだまだ成長しなければ」と活を入れていきます。
つまり「自分より上の人から危機感を得て、自分より下の人を見て安心しない」ということです。
ただし、1つ注意しなければいけないことがあります。
それは、他人(上の人)への妬みです。
自分より優れている人をみて、その人を陥れる。
もっともタチが悪いのは、ただ年齢や立場が上という序列の関係性だけで、力でその人を押さえつけようとしてしまうことです。
簡単に言えば、【能力が優れた後輩や部下への妬みから、嫌がらせをしてしまう】ことです。
その悔しさのベクトルを、どうか自分に向けて欲しいです。
そして、それを糧に成長してほしいと思います。
恵まれたことに、私の周りにはそのような人がいませんでした。(単に私の能力が高くないだけかもしれません)
自分の現在地を知るために、誰とどう比較するのか?
そして、その結果をどう受け止めるか?
もう一つ比較することで、自分の現在地を知る方法があります。
それは
【変わらないことは退化である】
【進化しない者は既に退化している】
です。
つまり、私は1年前の自分と比較して、現在どうなのかを考えるようにしています。
ちょうど1年前の自分より進化しているか?成長しているのか?
自分の現在地を知るためには、何かと比較する必要があると私は考えています。
そして、素直に自分の現在地を受け入れることができる人は、より成長していけると思います。
「下手くその上級者への道のりは、己が下手さを知りて一歩目」
いい言葉です。